患者が来ない整骨院・接骨院を繁盛させる7つの集客WEBマーケティング施策

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患者が来ない整骨院・接骨院を繁盛させる7つの集客WEBマーケティング施策

施術には自信があっても、集客やマーケティングは苦手……。そのような整骨院・接骨院の院長や集客責任者は多いです。

近年は整骨院の開業数が増えた結果、これまでのような「待ち」の姿勢では思うような集客は期待できないのが現実です。

この記事では整骨院や接骨院の業界の特性や現状・課題を整理しながら、実際に成果が出るマーケティング手法や、すぐに実践できるヒントをまとめました。

まずは、整骨院・接骨院が集客でつまずきやすい理由から整理していきましょう。

※ Web集客に 補助金を活用できることがあります。

整骨院・接骨院業界の現状と特徴

整骨院・接骨院は柔道整復師が「手技(無血療法)」によって、骨折・捻挫などの保険適用治療や、肩こり・腰痛・交通事故後のケアなど保険外の施術を行います。

厚生労働省による令和6年度(2024年度)の報告によると、就業柔道整復師の数は過去10年で1.2倍と増加の一途をたどっています。

出典:令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況|厚生労働省

この背景には

  • 平成10年(1998年)頃から行われた規制緩和による柔道整復師養成学校の増加
  • 柔道整復師という国家資格と独立開業の魅力
  • 高齢化社会に伴うニーズの拡大が予想されたこと

などが挙げられます。

一方で施術所の数については平成30年(2018年)までは急激に伸びていましたが、近年は微増傾向にとどまっています。

出典:令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況|厚生労働省

新規開業の施術所の数は増えており、人口あたりの数はコンビニ並みになったとも言われます。結果、廃業する施術所も増えていることが、こちらの報告から読み取れます。

整骨院・接骨院業界の集客が難しい理由

上記のとおり柔道整復師や整骨院・接骨院の数は増え続けており、どの地域にも院がひしめく「飽和状態」となった結果、集客の難易度は上がっています。

その他にも以下のような背景が、集客や安定経営を難しくしています。

  • 差別化の難易度
    施術内容や料金で差別化するのが難しい
  • リピーターが増えにくい
    満足度を高めリピーターを獲得するのが難しい。初回キャンペーンを目当てに複数の院を渡り歩く「初回あらし」も存在する
  • 健康保険審査の厳格化
    国全体の医療費の抑制や、不正な保険請求を防止するために、審査が厳格になっている
  • 高齢患者の減少(超高齢化)
    高齢社会となり一見患者が増えそうだが、「院に通えない高齢者」も増えており、訪問施術などに切り替える患者も少なくない
  • 高齢者の生活スタイルの変化
    整骨院よりもデイケアや介護サービスを使う高齢者も増えている

また患者がスマホなどで情報収集を行うようになっている中、WebやSNSを使った集客に対応できていない院もあります。逆に言えば、基本的なWeb施策を行うだけでも、他の院と差をつけられる可能性があります。

整骨院・接骨院の集客における基本的な考え方5選

具体的な集客施策を紹介する前に、整骨院業界の特性も踏まえた基本的な集客の考え方をお伝えします。

1. 競合店舗の調査を徹底する

地域ビジネスである整骨院・接骨院の集客を成功させるためには、まず近隣の競合状況をしっかり把握することが重要です。

競合の強み・弱みや価格帯、メニュー内容、集客方法などを知ることで、自院の差別化ポイントや戦略を検討する材料になります。

また口コミは顧客のニーズや、顧客が整骨院を選ぶ理由を把握するのに役立ちます。

2. 自社の強みとターゲットの明確にする(コンセプトの設計)

競合調査を踏まえ、自院の強み(VPP=Value Proposition Point)・差別化ポイントを明確にして、主となるターゲット(誰に来てもらいたいのか)を定めます。言い換えればこれは「コンセプトの設計」です。

▼強み(VPP)・差別化を見つけるための質問例

  • 得意な施術・サービスは?
    →例:肩こり・腰痛施術、産後骨盤矯正、交通事故後リハビリ など
  • 他院より優れている点は?
    →例:夜◯時まで営業、Webシステムから簡単に予約が取れる、女性スタッフが半数 など
  • 患者さんからよく褒められることは?
    →例:説明が丁寧、雰囲気が明るい、清潔感がある など
  • 特殊な機器・技術・経歴は?
    →例:最新EMS機器を設置、スポーツトレーナー資格保有 など
  • 大切にしている価値観は?

▼ターゲットを設定するための項目例

  • 年齢層、性別
  • 主な症状、悩み
  • 来院が多い時間帯
  • 患者の行動パターン
    車で通院、徒歩◯◯分圏内、◯◯駅利用者 など
  • 自院を知る理由
    マップ検索、紹介、SNS広告 など

自院の強みを整理すれば、自ずと誰をターゲットにすべきか見えてきます。

今の時代、「どんな希望でも卒なく対応できる」整骨院は埋もれてしまう可能性が高いです。思い切ってターゲットを絞り、ピンポイントにメッセージを発信するのが有効です。

3. 自費メニューによる収入源を検討する

先述のとおり保険審査の厳格化や支給額の減少が進むなか、保険を使わない「自費メニュー」をつくり収入源を多様化することが、安定経営の鍵を握ります。

  • 鍼灸・美容鍼・小児鍼
  • ほぐし
  • 骨盤矯正・マタニティ整体
  • スポーツコンディションニング
  • 往診 など

自費メニューは料金を自由に設定でき、利益率を上げやすいです。また保険診療では対応できない慢性症状や予防ケアにも対応でき、患者が求める、満足してもらえる治療を行いやすくなります。

4. リピーター、継続受診の患者を獲得する

集客コストを減らし安定経営するためには、リピーター、再診患者を増やすことも欠かせません。

施術の質を高める、接客・コミュニケーションを大切にする、清潔感や居心地を改善するなど、本質的な院の価値を高め、患者に「また行きたい」と思ってもらうことが、継続や口コミ紹介につながります。

小手先の流行の集客テクニックだけでは、長期的な信頼を獲得できません。

5. 医療広告ガイドラインを遵守する

集客のために広告やWeb施策を行う際は、「医療広告ガイドライン」を必ず守ります。

  • 効果・技術の根拠、客観的なデータがある内容を掲載
    「必ず治る」「日本一」などの表現は禁止
  • 症例・体験談の記載に注意
    本人同意はもちろん、事実確認を行う
  • 医療行為に関する法律・ルールの徹底

広告や集客ツールを利用する際、法令の遵守は大前提です。

※ Web集客に 補助金を活用できることがあります。

【具体例】整骨院・接骨院集客で効果があるオンラインマーケティング施策7選

これまで多様な業種・業界における企業さまの集客を支援してきた弊社がおすすめする、整骨院・接骨院業界の事情を考慮した、オンラインによるマーケティング手法をお伝えします。

いずれも基本的な内容ではありますが、確実な成果が期待できるものを厳選して紹介します。

施策即効性コスト工数売上
インパクト
総合
おすすめ度
MEO対策★★★★★
Meta広告
(Instagram広告)
★★★☆☆
検索広告
(Google広告)
★★★★☆
SEO対策★★★☆☆
LINE公式
アカウント
★★★★☆
LPO
(LP最適化)
★★★★☆
EFO★★★★★

1. MEO対策(Googleビジネスプロフィール)

施策即効性コスト工数売上
インパクト
総合
おすすめ度
MEO対策★★★★★

MEO(Map Engine Optimization)対策とは、Google検索や地図検索で、「地域名+整骨院」などのキーワードで検索したときに、自分の院を上位に表示させるための施策です。

上位に表示させることで、無料で地域の患者に自院のことを知ってもらえます。

MEOは「Googleビジネスプロフィール」に院の情報を登録することで、コストをかけずに簡単に始められます。昨今は整骨院・接骨院のような「地域密着型ビジネス」にとって、MEO対策は必須の施策と言えます。

【メリット・具体例】

  • SEOよりも短期間で効果が出やすい
  • 表示されたときの費用対効果が高い(広告費がかからない)
具体例メリット
店舗名、住所、電話番号、営業時間などを正確に記載する(Web上のすべての媒体で統一する)Web上の自院の情報が「同じ店舗の情報」だと認識され、MEO効果が最大化する
院内・施術風景・スタッフ紹介などの写真を定期的にアップする患者が院の雰囲気を事前に把握でき、安心して来院できる
来院した患者に口コミ投稿を依頼する「信頼感・安心感」が高まり、選ばれやすくなる。悪い評価はフィードバックとして誠実に対応することで、サービス改善、好印象に繋がる
新サービス、割引キャンペーンなどを投稿する常に最新情報を届けて、来院を促進できる。小まめに更新することで活気や真面目さを伝えられる
プロフィールや説明文に「〇〇市 整骨院」「腰痛」「産後ケア」などの上位表示させたいキーワードを盛り込む地域・症状別で検索する患者に表示されやすくなる

【デメリット】

  • 口コミ評価が悪いと印象が下がるリスクがある
  • 運用(情報更新、投稿、写真・動画撮影など)に手間暇がかかる
  • 競合院も対策しているので、必ず上位に表示されるとは限らない

関連記事:小規模でも勝てる!MEOを始めるメリットと自分でできる7つの対策

2. Meta広告(Instagram広告)

出典:Instagram広告: Instagramでビジネスを宣伝し地盤を固める | Meta for Business

施策即効性コスト工数売上
インパクト
総合
おすすめ度
Meta広告
(Instagram広告)
★★★☆☆

Meta広告は、InstagramやFacebookなどMeta社が提供するSNS上で、動画や画像の広告を配信できるオンライン施策です。年齢や性別、地域、関心など、配信するユーザーを細かくターゲティングできるのが大きな特徴です。

動画や写真で自院の雰囲気やメリットを直感的に伝え、来院を促せます。特に女性や若年層向けのメニューを訴求したいときに向いています。

【メリット・具体例】

  • SNSのフォロワーが少ない初期段階でも集客効果が見込める
  • 写真や動画で、直感的に自院の雰囲気・空気感を伝えられる
具体例メリット
院の雰囲気・施術風景・スタッフを写真や動画で紹介する安心感や清潔さ、明るさなど、信頼感を伝えられる
地域・年齢・性別・興味関心で細かくターゲット設定する必要な患者層に広告が届き、無駄なコストが減る
キャンペーン・初回割引・イベントのお知らせなどを投稿する来院のきっかけをつくる

【デメリット】

  • 広告クリエイティブ(写真、動画)の作成、運用にはスキルやコスト、手間がかかる
  • SNS(Instagram)ユーザー以外に情報が届かない
  • SNS上でネガティブなコメントや評判がつくリスクがある

関連記事:初心者でもわかる「Meta広告とは?」仕組みやメリットを解説

3. 検索広告(リスティング広告|Google広告)

施策即効性コスト工数売上
インパクト
総合
おすすめ度
検索広告
(Google広告)
★★★★☆

検索広告(リスティング広告)とは、Googleなどの検索エンジンで特定のキーワード(地域名+整骨院、整骨院+症状など)で調べた人の検索結果ページに、自院の広告を表示できるものです。広告の表示にユーザーの位置情報を活用することもあります。

リスティング広告は実際に検索を行っているユーザー(=来院可能性が高いユーザー)に表示されるため、売上インパクトが大きいです。また費用は「クリックされた分だけ支払う」ため、無駄が少なく、狙った患者層に効率よく宣伝できます。

ただし保険診療が中心の整骨院・接骨院では費用対効果が合わないこともあるため、使用するタイミングを見極めることが重要です。

【メリット・具体例】

  • 優良な見込み客を集客できる
  • SEO(後述)より上位に表示させられる確率が高い
  • 掲載時間やエリアなどの柔軟な設定、クリック課金制(CPC)で無駄な広告費を抑えやすい
具体例メリット
「○○市 整骨院」「交通事故 整骨院」など地域や症状と組み合わせた検索キーワードで設定する来院意思が高い地域の新規患者をピンポイントで集客できる
広告文に「初回割引」や「当日予約可」など強みを入れるクリックされやすくなる
施術メニュー(骨盤矯正・スポーツ障害など)ごとに広告文・リンク先を分ける患者が自分の悩みに合ったページに直接アクセスでき、問い合わせ率が上がる
キャンペーンや新規オープン時に短期集中で配信する最短数日で配信され、効果が期待できる。費用を抑えられる

【デメリット】

  • 費用対効果が合うか見極めが必要(MEO、SEOなどを優先させるのも一案)
  • 広告運用(設定、キーワード選定)やデータ分析に経験や知識が必要
  • 競合が多いキーワードはクリック単価が上がる
  • 広告を止めると集客効果がなくなる(資産性が乏しい)

関連記事:初心者でもわかる「Google広告とは?」仕組みやメリットを解説

関連記事:初心者向け リスティング広告とは?今すぐ始めたくなるメリット・やり方を解説

関連記事:リスティング広告はいくらから出せる?予算の決め方・広告費をムダにしない基本的な考え

4. SEO対策

施策即効性コスト工数売上
インパクト
総合
おすすめ度
SEO対策★★★☆☆

SEO対策(Search Engine Optimization)は、自院のホームページやサービスページなどを、Googleなどの検索結果で上位に表示させるための取り組みです。上位に表示させることで地域で整骨院を探している患者を集客できます。

先の「MEO対策」は検索結果ページの「地図」の項目内や、Googleマップで上位表示させる施策なのに対して、SEO対策はGoogleなどの検索において上位表示させることを目指します。

ただし施策の効果が出るまでに数ヶ月、年単位で時間がかかることが多く、また競争も激しいため、中長期的な視点で取り組む必要があります。

【メリット・具体例】

  • 上位表示させることができれば無料で集客が可能
  • 質の高い見込み客を集められる
具体例メリット
「〇〇市 整骨院」「産後 骨盤矯正」など患者が検索するキーワードをHPのタイトルや本文に盛り込む地域や症状で検索した際に上位に表示されやすくなる
施術内容、料金、院の特徴などを整理して分かりやすく掲載する患者がわかりやすいのはもちろん、検索エンジン対策にもなる
定期的に健康コラムやブログを更新する患者からの信用を得られる。「権威性の向上」「高い更新頻度」は検索エンジンからも高い評価を得られる
Googleマップ・口コミ・SNSなど外部サイトとHPを連携、情報を統一するWeb上のすべての情報が「同一店舗」だと認識されることはSEOにも好影響がある

【デメリット】

  • 競争が激しい
  • 効果が出るまでに長い時間がかかる。効果が出る保証もない
  • キーワード選定や記事作成、HPの技術的最適化など「手間と専門知識」が必要
  • 上位を獲得したあともメンテナンスや更新が不可欠
  • アルゴリズムの変更で順位が大きく変動するリスクがある

関連記事:【最新】今もSEO対策が重要な理由とメリット・デメリット

5. LINE公式アカウント

出典:LINE公式アカウント|LINEヤフー for Business

施策即効性コスト工数売上
インパクト
総合
おすすめ度
LINE公式
アカウント
★★★★☆

LINE公式アカウントは、日本国内の利用率が9割を超える「LINE」上で、院の情報、キャンペーン、予約案内などを直接ユーザー(友だち登録者)へ配信できる、LINE公式のツールです。

整骨院・接骨院の場合、情報発信や予約受付、患者と直接つながりコミュニケーションを取ることで、院のファンづくりや、リピート促進に役立ちます。

【メリット・具体例】

  • 世代や性別にかかわらず訴求できる
  • メールよりも開封率が高い
  • 初期設定のハードルは低め
具体例メリット
LINE友だち登録特典(体験メニューの提供など)を設ける初回来店の動機づけになる
予約受付や問い合わせ対応に活用する患者のハードルが下がり、気軽に連絡できる、取りこぼしを防げる
来院後の患者にLINE友だち登録を案内するリピートや紹介につながる
休業・混雑情報などリアルタイムで配信する患者の満足度向上につながる
個別チャットで症状相談や施術後のフォローを行う満足度UP、患者の安心感・信頼感を強化できる
初回体験のみのユーザーへリマインド・再案内を配信する再来院を促進できる

【デメリット】

  • 友だち登録を増やすためには工夫が必要
  • 患者側はブロックしやすい(配信の頻度や内容に配慮が必要)
  • チャット対応など運用の負担が大きい

関連記事:LINE公式アカウントでできることは?活用方法やメリット、無料/有料プランについて解説

6. LPO(LP最適化)

施策即効性コスト工数売上
インパクト
総合
おすすめ度
LPO
(LP最適化)
★★★★☆

LPO(Landing Page Optimization)は、広告などからの遷移先ページ(LP:ランディングページ)を「問い合わせ・予約・来院」につながりやすいように最適化する施策です。

整骨院の場合、自院のホームページをLPとして使用することが多いですが、別途「予約や問い合わせの獲得」「特定の提供サービスの紹介」に特化した専用ページを用意する方法もあります。

具体的にはLPの「見やすさ」「わかりやすさ」「魅力」を高め、最終的なゴールである集客の確率を高めます。LPOは比較的低いコストで対応でき、なおかつ売上インパクトも高めの施策です。

【メリット・具体例】

  • 比較的低コストで大きな成果が期待できる
  • 最適化することで即効性がある
具体例メリット
ファーストビューにインパクトのある写真やキャッチコピーを掲載するユーザーのページからの離脱を防げる
メニュー・料金・施術内容を「一目でわかる」レイアウトにする患者が知りたい情報をすぐ見つけることができ、予約・問い合わせ率が上がる
予約ボタンや電話番号をページ上部などの目立つ位置に配置する患者に迷うことなく行動してもらえるようになる
症状(サービス)、ターゲットごとにLPを複数用意する患者のニーズに合った「刺さる」訴求ができる
2パターンのLPの成果を比較する(ABテスト)よりコンバージョン率が高いページにブラッシュアップできる

【デメリット】

  • 新しいページの作成や本格的な改修にはコストがかかる
  • 一度設計したら終わりではなく、継続的な運用・改善が必要

関連記事:【わかりやすく】LPOとは?その重要性と効果が出る改善例、ツールを紹介

7. EFO

施策即効性コスト工数売上
インパクト
総合
おすすめ度
EFO★★★★★

EFO(Entry Form Optimization)は、ホームページの「問い合わせ・予約フォーム」を、患者が入力しやすいように最適化し、途中離脱を減らすための施策です。

地味な対応ではあるものの、問い合わせや予約につながるかどうかを大きく左右する、重要な施策です。他よりコストが低く、始めやすい施策です。

【メリット・具体例】

  • ホームページのリニューアル、新規LPの作成などと比べれば、比較的安価に対応できる
  • 些細な修正・改善でも、成果が大きく変わることがある
具体例メリット
入力項目を最小限(名前・希望日時・症状などだけ)に絞る入力の手間、「面倒」という感情を減らせる
住所やフリガナの自動入力機能を搭載するスムーズに入力してもらう
送信ボタンの文言を「問い合わせる」「予約する」など能動的な文言にするアクションの内容がわかりやすく、完了率が上がる
リアルタイムでエラーを表示するエラーがまとめて表示されるより、小まめに表示された方が、精神的負担が少ない

【デメリット】

  • 一般的にはEFO専用ツールを使用するため、ランニングコストがかかる
  • 継続的な効果検証と改善が求められる

関連記事:【26個列挙】EFO対策とは?今すぐ取り組めるフォーム最適化策やツールを紹介

マーケティングファネル例

顧客や消費者が商品・サービスを初めて知り、実際に購入に至るまでの流れを段階的に分類するフレームワーク「マーケティングファネル」に、上記の整骨院・接骨院のオンライン集客方法を当てはめてみましょう。

以下は一例ではありますが、それぞれの段階で最適な対策を打つことで、より高い効果が期待できます(画像をクリックすると拡大できます)。

関連記事:マーケティングファネルとは|もう古い?新しいフレームワークや施策事例を紹介

その他のWebマーケティング・集客手法のヒント

先に紹介した集客方法以外で、効果が期待できそうなオンライン施策の例を挙げてみます。

  • SNS運用(Instagram・Facebook・X・TikTokなど)
    「診療の様子」「セルフケア」「Q&A動画」などのカジュアルな情報発信により、親近感を上げる
  • YouTube
    セルフケア動画、院長による専門知識をわかりやすく解説するコンテンツの発信などにより、信頼の醸成、認知拡大
  • コンテンツマーケティング(ブログ・記事)
    YouTubeの台本を記事化してホームページで公開するなど効率よくコンテンツをつくる。SEO対策にもなる
  • ポータルサイト・比較サイトへの掲載
    有名ポータルサイト、地域情報サイトなどへ自院の情報を掲載し、新たな流入経路をつくる
  • オンライン健康教室・ウェビナー
    健康講座、セルフケア指導などをオンラインで実施し新たな収益源にするとともに、来院も促進する

【SNS集客アイデア例】

カテゴリアイデア
「通いたくなる理由」を作る投稿ネタ・Before/After
・「来院前の悩み → 来院後の変化」をストーリー形式で紹介
・症状別(肩こり・腰痛・産後骨盤)の「よくある誤解」
・施術の流れを短尺動画で紹介
・予約前の不安をつぶすQ&A動画(痛い?いくら?何回で良くなる?)
・施術者の人柄が分かる自己紹介
・院長の日常・考え方
・院内ツアー動画
検索性・保存率を高める教育系コンテンツ・「これをやると悪化します」シリーズ
・症状別セルフケア
・朝起きたときのルーティン
・「症状別チェックリスト」
・簡易セルフ診断
・スポーツ選手向けTips
・産後の方向けシリーズ
・整骨院に行くべきサイン
・整骨院と整体・マッサージ・接骨院の違い
リール・ショート動画で伸ばす投稿・肩の可動域が改善する瞬間、猫背が伸びる瞬間などのリアクション動画
・ストレッチの正しいフォーム・よくある間違い
・寝違え改善の3ステップ
・「◯◯すると腰痛は治らない」逆張りタイトル
・「整骨院あるある」
・スタッフのキャラを出したゆる動画

整骨院・接骨院集客の「オフライン」マーケティング施策

ローカルビジネスである整骨院・接骨院の集客では、上記のオンライン施策に加え、オフライン施策も併用することが重要です。

整骨院の特性上、オンラインの情報に触れない年齢層が多いことからも、オフラインで患者と直接接点を持つことで、安心感や信用が高め、来院を促進できます。

  • チラシ配布・ポスティング
    近隣の住宅街などに絞ってチラシや新聞折込を配布する など
  • 地域イベント・健康教室の開催、参加
    地域の健康祭りやスポーツイベント、自治体の健康講座・相談会に参加し、セルフケアや無料体験・相談を実施する など
  • 店頭看板やのぼりの設置
    通行人や車の通りが多い場所に視認性の高い看板や旗を設置し、認知度を上げる
  • 医療機関・介護施設などとの連携・協力
    地域のクリニックや介護事業者などと連携し、紹介ルートをつくる
  • 地域情報誌への掲載
    ローカルフリーペーパーや広報誌に広告を掲載し、地域の幅広い家庭へリーチする
  • 口コミ・紹介制度をつくる
    既存患者に紹介カードや割引特典を配布し、新規紹介を促す

整骨院・接骨院のマーケティングに関するよくある質問

最後にここまでこの記事では取り扱えなかった、整骨院・接骨院のマーケティングに関するよくある質問とその回答、アドバイスをまとめます。

整骨院が行う「嫌がられる営業」とは?

特によく上がる声としては「回数券を強引に購入させる」「次回予約・来店を強引に促す」などです。

高齢者を集客するためにできることは?

チラシやDM、地域情報誌への広告掲載、低単価で参加できる健康教室の開催、電話予約をしやすくする工夫(電話番号を表記する場所の工夫)、ホームページはシンプルにする、子ども世代(40〜60代)に「親に紹介しやすい情報」を提供、デイサービス・シニアマンションなど施設や団体との連携など、様々なアプローチがあります。

まとめ

この記事では新規開院の増加によって、競争が激しくなっている整骨院・接骨院における集客の基本的な考え方と、オンライン(Web)を中心とした具体的な集客方法を紹介しました。

整骨院業界の現状や押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 規制緩和、ニーズの増加などで柔道整復師の数は増えている
  • 施術所は開業、廃業ともに増えており、近年は「微増」傾向
  • 超高齢化で「患者が増える」時期から「通えなくなる(減少)」フェーズへに入っている
  • 健康保険審査が厳格に運用され「自費メニュー」の展開が必須

紹介したオンラインの具体的な集客方法は以下のとおりです。

施策即効性コスト工数売上
インパクト
総合
おすすめ度
MEO対策★★★★★
Meta広告
(Instagram広告)
★★★☆☆
検索広告
(Google広告)
★★★★☆
SEO対策★★★☆☆
LINE公式
アカウント
★★★★☆
LPO
(LP最適化)
★★★★☆
EFO★★★★★

MEOやLPO、EFOなどで基礎を整え、検索広告やMeta広告などの有料広告も使いながら集客を進めるのが定石です。

整骨院・接骨院は規制緩和などの結果、特にここ数年は供給過多で飽和しています。これまでの「誰でも受け入れる」「保険診療だけ行う」という姿勢では、集客の壁にぶつかります。

この記事で紹介した方法は基本的なことではありますが、その基本を押さえるだけでも、他院と差別化できます。またこれらの施策を行っていく中で、新しい展開や、差別化のヒントが見えてくるはずです。

弊社では「IT人材や部署を持つほどではない」とお悩みの事業者さまへ、SEO対策やWeb広告の運用など集客のサポートを行っています。小さなお悩みでも無料でご相談をお受けしております。少しでも興味をお持ちの方は、お気軽にご連絡ください。

※ Web集客に 補助金を活用できることがあります。

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