選ぶと後悔するSEO会社・コンサルとは?悪質な業者を見分ける方法を解説
SEO対策をして集客を図ろうとするも、自力では改善に限界を感じたときは業者への外部委託を検討するタイミングです。
ただSEO業者といっても玉石混交であり、怪しい、胡散臭い、騙されそう……というネガティブな印象を持たれている方も多いかもしれません。
この記事ではWebマーケティングの現場で多くの企業を支援してきた弊社が、失敗しないSEO業者の選び方をお伝えします。弊社もその界隈で活動する一業者として、自戒を込めて本音ベースで解説します。
営業担当の言葉の裏にあるリスクや、信憑性を確かめる具体的な術を身に着け、御社に最適なパートナーを見つけてください。
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注意すべきSEO会社と選び方
ここではさっそく注意すべきSEO業者の特徴や、「こんな選び方をすると悪質な業者につかまる可能性が高い」といった行動例を紹介します。
① 価格が安すぎる
相場と比べて明らかに安くサービスを提供している業者には、何らかの理由があると思ったほうが良いでしょう。
- 実績づくりのため(実績がない)
- 記事作成などの作業を格安で発注している(品質が低い)
- 決まった施策を定型的に行っている
あくまで目安ではありますが、以下は一般的なSEO支援サービスの相場感です。
| サービス内容 | 費用相場 (月額) | 内容 |
|---|---|---|
| SEOコンサルティング | 30万円~ 100万円 | 課題にもとづいた戦略の立案から競合調査、施策の検討、実施、効果測定、定例MTGまで広く対応 |
| コンテンツ制作 (記事作成) | 1記事あたり3万円~10万円 | 目的に応じたキーワードの選定、構成作成、SEOで成果が出る記事の執筆、リライト など |
| 内製化支援 | 5万円~10万円 | SEOツール・分析ツールの導入、スタッフ教育、運用マニュアル作成など体制構築支援 |
| テクニカルSEO (スポット) | 20万円〜100万円 | サイト速度表示改善、構造化データ実装、クロール最適化 など |
| 外部SEO | 10万円〜30万円 | 被リンク支援全般(寄稿提案、プレスリリース配信支援、サイテーション獲得 など) |
② 成果報酬型
サービス料金を成果報酬型で設定している業者もあります。
一見リスクがないように見えますが、短期的な検索順位の上昇などを追い求め、質の低いサイトからの被リンク獲得など、ペナルティリスクの高い施策を行う業者も少なくありません。
特に初めてSEO支援を受ける場合は成果報酬型の業者は避けるほうが良いでしょう。
③ 実績が「検索順位」や「ページビュー数」のみ
SEO業者の実績として「●●というキーワードで検索1位」や「月間10万PV」といった指標を掲げている場合、その数字のみを参考にするのは危険です。具体的に売上などビジネスをどのように改善したのかを確認するようにします。
言わずもがなSEOの目的はWeb上の集客を効率化することで、売上を伸ばすことです。極論、売れないキーワードで検索順位やページビューを増やしてもビジネスは改善しません(目的が「認知拡大」「社員育成」など売上以外のところにあるならば、その限りではない)。
また検索順位や月間のページビュー数はジャンルや業界によって難易度が大きく異なり、近年ではAI Overviews(AIによる概要)やLLMによる「AI検索」などが登場したことで、以前よりもその重要性が低下しています。
関連記事:AI Overviews(AIオーバービュー)とは?SEOへの影響と対策を解説
④ 成果を確約する業者
Googleの絶え間ないアルゴリズムのアップデートがある以上、SEOに100%の保証は不可能です。質の高いサービスを提供する業者の担当者は「必ず順位が上がります」とは口が裂けても言いません。
むしろSEO業者は成果が出ない状況でこそ真価が問われます。課題を客観視して根拠のある施策を粘り強く提案し続ける力があることを過去の事例から提示してもらう方が「順位を保証します」という言葉よりも何倍も説得力があります。
⑤ 自社サイトのSEO対策が不十分
SEOを専門とする会社が、自社のWebサイトで関連キーワードの上位表示を実現できていない場合、その実力を疑ったほうが良いかもしれません。
自社のSEO対策ができていない業者が顧客のサイトで成果を出せる可能性は低いです。
SEO対策ができているかどうかを判断するには、以下のような項目を調べてみると良いでしょう。
- その業者の名前で検索をして1位に掲載されているか
- 「SEO 依頼 地名」で検索して上位に掲載されているか
(必ずしも上位表示されている必要はないが、3ページ目にも表示されないような場合は要注意) - オウンドメディアの記事や動画を頻繁に更新しているか
- GoogleのPageSpeed Insightsの読み込み速度は及第点か

⑥ 電話やメールで執拗に営業がある業者
上記⑤とも通ずるものですが、実力があるSEO業者はSEOによって自社サイトに集客できるため、電話やメールで営業をすることは少ない傾向にあります。
営業は企業努力であり一切を否定するつもりはありませんが、執拗に連絡がある業者は量で契約を取ろうとしている可能性があり、サービスの質が低いことが予想されます。
⑦ ブラックハットSEOを勧める
Googleの仕組みをハックし、グレーな方法でサイトの力を高める「ブラックハットSEO」を勧める業者は言語道断です。
この手のやり方は一時的には成果が出ることがあるものの長期的なものではなく、Googleによってペナルティを受け、最悪これまで積み重ねてきたサイトの評価が地の底に落ちることもあります。
すでに契約中の業者がこのような手法を勧めてきた場合は、支援の中止を検討した方が良いくらいに危険度が高いです。
▼ブラックハットSEOの例
- リンクの購入(または全く関係ない大量のサイトからリンクを張る)
- AIを使って低品質なページを大量に投稿する など
⑧ ランキング・比較記事に掲載されていることだけを理由に選ぶ
「SEO 依頼 地名 おすすめ」「SEO 会社 ランキング」などで上位に表示される「比較系の記事」で紹介されているから、という理由だけで業者を選ぶのも危険です。
これらの記事はすべてがそうだとは言いませんが広告的な色合いが強く、掲載されている業者とサイト側とで何らかのやり取りが成されていることが多いです(例えば相互リンクをすることを条件におすすめ業者に入れてもらう、など)。
こうしたページを参考にするよりは、GoogleのAIモードやLLMに「学習塾業界のSEOに強いおすすめの業者をピックアップして」と依頼する方が参考になるかもしれません。AI検索はGoogleの検索順位だけでなく、Web上のあらゆる「露出」「活動」「評価(サイテーション)などを参考にして、おすすめを選定しているとされています。

関連記事:GoogleのAIモードとは?SEOに影響大?自社でできる対策を解説
関連記事:サイテーションとは?Web上の存在感ゼロから始める言及獲得方法。LLMO・SEO・MEOへの効果も
⑨ 業務を丸投げできる業者を選ぶ
業者の良し悪し以前に、SEO業務を丸投げしたいというスタンスで外部委託しても長期的な成果は期待できません。
SEOを支援する立場からすると、依頼者の協力なくして良いSEO対策はできません。例えば対策キーワードを1つ選定するにしても、その企業が抱いている課題や強み、現在の顧客がその企業を選んでくれた理由などが共有されることで、かなり解像度が高くなります。
もしかしたら、これまでSEO業者による支援がうまくいかなかったのは、その業者の力不足だけが理由ではなかったのかもしれません。
関連記事:後悔する前に。SEO対策で陥りがちな失敗例20選と回避するための方法
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後悔しないSEO会社の選び方(チェック項目付き)
ここでは上記の「注意したい業者」の知識を踏まえつつ、質の高いSEO業者を選ぶ方法を順序立てて紹介します。
- ステップ1:【前提】「看板」に偽りがないか確認する
- 自社のオウンドメディアで情報発信しているか
- ステップ2:【実績】「数字」ではなく「変化」を確認する
- 幅広い業界の実績があるか
- 「ビジネスを成長させた」実績を示しているか
- ステップ3:【実践力】「検索順位」の先を見ているか確認する
- 事業戦略に紐づいた「SEO戦略」を提案してくれるか
- SEO以外のWebマーケティング領域に明るいか
- ステップ4:【相性】「伴走者」として信頼できるか確認する
- 優しさがあるか
1. 【前提】自社のオウンドメディアで情報発信しているか

先の注意すべき業者の中で「⑤ 自社サイトのSEO対策が不十分な業者」とお伝えしました。適切にSEO対策を行っている業者は自社のホームページ内、または別に用意したオウンドメディアで情報発信していることがほとんどです。
オウンドメディアはSEOの鉄板的な施策で、キーワード対策はもちろんのこと、正確で質の高い情報を無料で発信することは見込み客からの信用構築にもなります。
業者の看板に偽りがないかを測る重要なチェックポイントです。
| チェック項目 | わかること |
|---|---|
| 自社ドメインのオウンドメディア、またはYouTubeやnoteなどで情報発信しているか | 発信していない場合、重要性を理解していないか、リソース(時間・人員・資金)が足りていない可能性が高い |
| 「よく読まれている記事」や特に発信が手厚いカテゴリー | そのカテゴリーが業者の強みである可能性が高い |
| 情報に一次情報(独自性)が含まれているか | 本当に価値のある情報を包み隠さず届けようとしているか |
2. 【実績】幅広い業界・タイプの実績があるか
幅広い業界やサイトタイプ(ECサイト/オウンドメディア/サービスサイトなど)を支援した実績がある場合、その業者はSEOの本質を理解しているため、質の高いサポートが期待できます。
特に業界について、自社の業界の実績があるか確認することはもちろん重要ですが、仮になかったとしても支援した業界が多様であればあるほど、その業者は毎回一から業界の特色や知識をインプットして支援しているということであり、顧客を理解するための学習に手間を惜しまないことが伺えます。
また「業種は違えどGoogleが求めていることってこういうことだよね」という本質を捉えているため、適切な支援を受けられることでしょう。
| チェック項目 | わかること |
|---|---|
| 特に実績が多い業界はあるか | ・その業界に特化した知見を持っている ・良くも悪くも業界への先入観がある。同じレベルで会話できる(説明コストが低い) |
| 業界の種類は広いか | ・幅広い業種の知見を持っている ・学習意欲が高く、積極的に顧客理解に時間を割いてくれる ・Googleが求めるSEOの本質を理解しており、未経験業界でも成果が出やすい |
| 実績があるサイトのタイプ | ECサイト/オウンドメディア/サービスサイト/ホームページなどの種類によって効果的な施策は異なるため、強みがわかる |
3. 【実績】「ビジネスを成長させた」実績を示しているか
実績の確認では「検索順位で1位獲得」だけではなく、支援先のビジネスをどれだけ成長させたかを確認することも重要です。
SEOはあくまで手段であり、SEO業者に支援を依頼する企業のほとんどは、Webからの集客を促進し、売上を増やすことが目的であるはずです。
| チェック項目 | わかること |
|---|---|
| 売上を伸ばした具体的な実績 | 「検索順位で上位獲得」、「ページビューを増やした」だけでなく、実際に売上の向上につなげる施策が打てるか |
| 具体的な支援先の企業名が出ているか | 具体名が出ている場合は、業者と支援先企業との間に強固な信頼関係が結ばれていることがうかがえる |
| 売上以外の指標 | 指名検索数を増やした、コンバージョン率を改善したなど、売上につながる指標を伸ばす力があるか |
4. 【実践力】事業戦略に紐づいた「SEO戦術」を提案してくれるか
上記のとおりSEOを「順位を上げるための作業」としてではなく、ビジネスの成果につなげるための戦術として施策を提案してくれているかを判断します。
優れたSEO業者は画一的な施策の提案ではなく、事業戦略を深く理解するためにヒアリングし、現状とのギャップを明らかにした上で、要望に応えるかたちで適切な施策を考えます。
| チェック項目 | わかること |
|---|---|
| キーワード選定の根拠 | 単に「検索ボリュームが多いから」だけでなく、なぜそのキーワードの対策を行うことが重要なのかを思考する力があるか |
| 差別化戦略の有無 | 自社ならではの強みを活かし、競合が真似できない独自の戦術を提案する力があるか、またその強みを引き出す力があるか |
| 施策は実行可能なレベルか | 抽象的な指示ではなく「このページのこの部分に●●を追記しましょう」のような担当者への配慮があるか |
5. 【実践力】SEO以外のWebマーケティング領域に明るいか
Web集客は必ずしもSEO対策が最適解なわけではありません。SEO対策を強化したいと思っていても、実はそれ以外の方法、例えば広告運用やホームページの改修、SNS運用などが現状の課題を突破できる方法であるかもしれません。
SEO支援の相談をしたとき、Webマーケティングの幅広い視野で適切な提案をしてくれる業者かどうかも重要な判断ポイントです。
| チェック項目 | わかること |
|---|---|
| SEO以外の提案の有無 | 課題の本質を見極め、適切な施策を提案できるか |
| SEO以外の支援実績 | SEO以外の施策(広告運用、ホームページ改修、SNS運用など)に対応できるか |
6. 【相性】優しさがあるか
弊社は「優しい支援会社であること」を大切にしています。
SEO支援会社、Webコンサルティング会社といった業者は難しい言葉を使ったり、結果を出すために強引な方法を提案したりと、ややもすれば少し怖いイメージを抱かれがちです。
面談の際の「印象」や「フィーリング」といった感覚を無視して契約し、信頼を築けないまま支援を受けたとしても、それは両者にとって不幸なことです。言葉の使い方、考え方、本気で自社のことを思って伴走支援してくれそうか、そして肝心の施策内容にまで「優しさ」を感じられるかは本質的な判断基準だと考えます。
| チェック項目 | わかること |
|---|---|
| 言葉の使い方 | 専門的な言葉を使わず、初心者にもわかりやすい言葉で説明する力、配慮があるか |
| 施策内容 | 定期的なミーティングの実施、指示が抽象的ではなくすぐに取り組める、社内運用のサポートがあるなど、配慮できる力があるか |
| 質問への対応姿勢 | 顧客の目線で粘り強く説明する余裕、姿勢が備わっているか |
| 担当者との面談 | 営業担当だけでなく運用担当者との相性を確認する。契約後にやりとりするのは後者 |
SEO業者との面談の前に準備すべきことまとめ
この記事の読者さんは今すぐにでもSEO業者へ依頼したいと考えている方が大半でしょう。ここではSEO業者との面談に臨む前に最低限、準備しておきたい項目をまとめておきます。
以下の準備を行っておくかどうかで、面談時に先方に伝わる情報量と支援の質は劇的に変わります。
SEO対策の目的を明確にする
まず自社がSEO対策によって何を達成したいのかを具体的に整理します。ここでは「サイトへの流入を増やしたい」といった曖昧なものではなく、「月間売上を1,000万円に増やすために、サイトからの問い合わせを3倍にする」といったように具体的な数値で設定します。
自社の現状とリソースを把握する
自社製品・サービスの強みや競合他社には真似できない部分、ターゲットの客層、顧客が持つ共通の悩み、自社が選ばれている理由といった現状を示す情報を、できるだけわかりやすくまとめます。
自社にとっては当たり前のことであっても、SEO業者が効果的なキーワードや戦術を検討する上でとても貴重な情報になり得ます。
またSEO対策に投じられる予算感やサポートを受けることになったときの担当者を決めておきます。さらにコンテンツ作成やサイトの技術的な修正などを行うリソースがあるのか、実行を含めて依頼する必要があるのかも決めておきます。
SEOの基礎知識を身につける
餅は餅屋であり専門家になる必要はありませんが、依頼側に基本的なSEOの知識があるかどうかで成功の確率は大きく変わります。
知識を身につけることでSEO業者の担当者と同じレベル感で会話ができ、自分たちの要望をより具体的に伝えられるようになる他、業者の質の高さを見極める助けにもなります。
Googleが公式に公開しているガイドライン(検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド)を参考にしたり(原文が難しい場合は、解説されている記事や動画に触れるのでもOK)、弊社でもSEOに関わる知識を基礎から発信しています。ぜひ、参考にしてください。
弊社ではこれまでホームページ制作、広告運用、SEOなどを中心に、幅広いお客様の集客を支援してまいりました。また生成AIの専門スタッフによる業務導入や効率化支援、そしてLLMO対策までサポートさせていただいております。
小さなお悩みでも無料でご相談をお受けしております。少しでも興味をお持ちの方は、お気軽にご連絡ください。
※ Web集客に 補助金を活用できることがあります。