Google広告の始め方|初心者でもできる手順書
1. はじめに
Google広告とは?
Google広告は、Google検索やYouTube、Gmailなどのサービス上に広告を表示できるオンライン広告プラットフォームです。自社の商品やサービスを、インターネットを使って多くの人に知ってもらいたいと考えている方に最適なツールです。
本記事の目的と対象読者
この記事は「Google広告を始めたいけれど、何から手を付けていいかわからない…」というマーケティング初心者の方を対象に、画像付きでわかりやすく手順を解説します。パソコン操作が苦手な方でも、順番通りに進めるだけで広告出稿が完了します。
手順書の全体像と作業時間の目安
本記事は10のステップで、Google広告のアカウント作成から広告配信までを解説します。各ステップごとに作業時間の目安も記載しているので、スケジュールも立てやすくなっています。全体で約1時間程度で作業が完了します。
それでは、さっそく始めていきましょう!
2. 事前準備と必要なもの
Google広告開始に必要な情報一覧
Google広告を始める前に、以下の情報を準備しておきましょう。
- Googleアカウント(メールアドレス)
- 広告を出したい自社のウェブサイトURL
- クレジットカードや銀行口座などの支払い情報
- 広告で宣伝したい商品やサービスの簡単な説明
- 広告に使用したい画像やロゴ(あれば)
推奨される事前準備(作業時間:10分)
上記の情報を手元にまとめておくことで、手続きがスムーズに進みます。特に支払い情報やウェブサイトURLは、途中で入力を求められるので、事前に準備しておくと安心です。

3. Googleアカウントの作成・ログイン
Googleアカウントの新規作成手順(作業時間:10分)
Google広告を利用するには、Googleアカウントが必要です。まだアカウントを持っていない場合は、以下の手順で作成しましょう。
- Googleアカウント作成ページにアクセス
- 名前、生年月日など、基本情報を入力
- 希望するメールアドレス、パスワードを入力(予備のメールアドレスはスキップしても後から設定できます。)
- 電話番号を入力する
- アカウント情報に間違いがないか、確認をして次へ進む。
- 利用規約に同意してアカウントを作成
既存アカウントでのログイン方法(作業時間:5分)
すでにGoogleアカウントを持っている場合は、Google広告にアクセスし、右上の「ログイン」ボタンからログインしてください。

4. Google広告アカウントの開設
Google広告公式サイトへのアクセス(作業時間:2分)
Googleアカウントでログインした状態で、Google広告公式サイトにアクセスします。

ビジネス情報の入力(作業時間:8分)
「今すぐ開始」ボタンをクリックすると、ビジネス情報の入力画面が表示されます。ここでは、ビジネス名や広告を表示したいウェブサイトのURLを入力します。

お店やサービス名・ウェブサイトURLの入力(作業時間:5分)
ビジネス名は実際に広告に表示される場合もあるので、正確に入力しましょう。ウェブサイトURLも間違いのないように入力してください。
アカウントをリンクさせる。これはリンクさせるものがなければ、そのままで次に進む。

5. キャンペーン目標の設定
キャンペーン目標の種類と選び方(作業時間:5分)
Google広告では、キャンペーンの目標を設定します。主な目標は以下の通りです。
- ウェブサイトへのアクセス増加
- 電話問い合わせの獲得
- 来店促進
- ブランド認知度アップ
- 商品やサービスの購入
自分のビジネスに合った目標を選ぶことで、広告の効果が最大化されます。
目的別おすすめ設定例
例えば、ネットショップ運営者なら「ウェブサイトへのアクセス増加」、美容室などの店舗なら「来店促進」がおすすめです。迷った場合は「ウェブサイトへのアクセス増加」を選びましょう。
「詳細」を押すと、様々な選択肢が現れるので、その中から、自分にあった目標を設定しましょう。

最初のキャンペーンを作成する
広告の表示対象となるオーディエンスを定義する
検索テーマ:どんなフレーズで検索された際に表示するか
その他設定:広告を出したい地域や言語を指定できます。

6. キャンペーン・広告グループの設定
キャンペーンタイプの選択(作業時間:5分)
次に、広告を表示する場所や形式を決める「キャンペーンタイプ」を選びます。主なタイプは以下の通りです。
- 検索広告(Google検索結果に表示)
- ディスプレイ広告(Webサイトやアプリにバナー表示)
- 動画広告(YouTubeなどに表示)
初心者には「検索広告」がおすすめです。
ターゲット地域・言語の設定(作業時間:5分)
広告を表示したい地域(例:東京都内、全国など)や、対象とする言語(日本語など)を設定します。地域や言語を絞ることで、無駄な広告費を抑えられます。
広告グループの作成方法(作業時間:10分)
広告グループは、同じテーマやターゲットを持つ広告をまとめる単位です。例えば「新商品キャンペーン」「サービス案内」など、目的別に分けておくと管理がしやすくなります。
- 広告グループ名を決める
- そのグループで宣伝したいキーワードや広告文を入力

7. キーワードと広告文の作成
広告が表示される検索キーワードを設定します。
「自分の商品やサービスを探している人が、どんな言葉で検索するか」を考えてキーワードを選びましょう。
- 例:「美容室 渋谷」「格安 英会話」「ホームページ制作」など
- 競合が多いキーワードは費用が高くなる傾向があるので、具体的なワードを選ぶのがコツです。
キーワード入力方法
Google広告の「キーワード」入力欄に、選んだキーワードを1行ずつ入力します。
複数のキーワードを登録することで、より多くの検索に広告が表示されます。
広告見出し・説明文の作成(作業時間:15分)
広告には「見出し」と「説明文」を入力します。
- 見出し:30文字以内で、サービスの魅力を端的に伝える
- 説明文:90文字以内で、具体的なメリットや行動を促す内容にする
【例】
見出し:「初回限定!渋谷の美容室で20%OFF」
説明文:「今だけ新規ご予約の方限定。駅近で通いやすい美容室。ご予約はお早めに!」
表示URL・リンク先URLの設定
広告をクリックしたユーザーがアクセスするページ(リンク先URL)を正確に入力します。
表示URLは、実際のURLの一部を短く表示できる項目です。

8. 予算と入札戦略の設定
日予算の決め方(作業時間:5分)
広告に使う1日の予算を設定します。
初心者は「1日1,000円」など、少額からスタートするのがおすすめです。
予算は後からいつでも変更可能なので、まずは少なめで様子を見ましょう。
入札戦略の選び方(作業時間:5分)
入札戦略とは、広告がどのくらいの費用で表示されるかを決める仕組みです。
初心者は「自動入札(クリック数の最大化)」を選ぶと、Googleが自動で最適な入札額を調整してくれます。

9. 支払い情報の登録と最終確認
支払い方法の選択・登録手順(作業時間:5分)
広告費の支払い方法を選択します。
クレジットカード、デビットカード、銀行口座振替などが利用可能です。
画面の指示に従って、必要な情報を入力してください。
入力内容の最終確認(作業時間:5分)
これまで入力した内容(広告文、キーワード、予算、支払い方法など)を最終確認します。
間違いがないか、もう一度チェックしましょう。

10. 広告の入稿・審査・公開
広告入稿の流れ(作業時間:5分)
すべての設定が完了したら、「広告を入稿」ボタンをクリックします。
これでGoogleに広告の審査依頼が送信されます。
審査の仕組みと所要時間(最短1日、平均30分~2時間)
Google広告は、入稿後に自動で審査が行われます。
審査は通常30分~2時間程度で完了しますが、内容によっては1日以上かかる場合もあります。
審査状況は管理画面から確認できます。
公開後にやるべき初期チェックポイント
広告が「承認済み」になったら、実際にGoogleで検索して広告が表示されるか確認しましょう。
また、配信初日はクリック数や表示回数などのデータをチェックし、必要に応じて広告文やキーワードを調整してください。

まとめ
以上が、Google広告の始め方の手順です。
この記事の通りに進めれば、初心者の方でも迷わず広告をスタートできます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると様々な工夫や改善もできるようになります。
まずは小さく始めて、広告運用の第一歩を踏み出しましょう!
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